天涯孤独の人は、自分が介護状態や障害者や寝たきりの状態になったことを考えると、「どうやって生きていけばいいんだろう?」と不安になると思います。
でも安心してください。日本の社会福祉制度はとても充実しています。
そのような状態になっても、”何もできず自宅で飢え死にするしかない”ということはありません。
解説します。
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行政を頼れば解決 – 充実した社会福祉制度
天涯孤独の人が介護状態や障害者や寝たきりになっても、行政を頼れば解決できます。自分一人で生活できる状態とできない状態に分けて解説します。
自分一人で生活できる状態の場合
行政に相談すると、要支援状態か要介護状態かなどをふまえ、自分一人で生活できる状態かどうか判断されます。
自分一人で生活できる状態の場合は、一人暮らしを続けることになります。
そして、状態に応じて、民生委員などが定期的に自宅訪問して状況を確認してくれます。
民生委員とは、厚生労働大臣から任された非常勤の地方公務員です。
支援の必要な人を定期的に訪問して情報収集したり、必要に応じて福祉サービスの情報を提供するなど、社会福祉全般に関する相談・援助活動を行っています。
自分一人では生活できない状態の場合
自分一人では生活できない状態と判断される場合は、症状・状態に応じて適切な施設に入居して暮らすことになります。
そのため、天涯孤独の人が介護状態や障害者や寝たきりの状態になっても、何もできず飢え死にしてしまうということはありません。最低限の生活をして生きていくことができます。
どうやって頼む?
では、どうやって頼めばいいのでしょうか?
自分でできる状態の場合
自分でできる状態の場合は、自治体の福祉課(名称は自治体によって異なる)に相談すれば適切な対応をしてくれるでしょう。
自分でできないほどの状態
自分でできないほどの状態の場合は、病院にかかっていたり、入院しているケースと思います。
その場合は、病院のサポートで手続きできるでしょう。
上記のことを把握しておくだけで、頼み方がわからなくて、介護状態や障害者や寝たきりになったら何もできず孤独死してしまうという事態にはならないでしょう。
お金がなかったらどうする?
病院や施設の料金を払うお金がないという方も心配ありません。
これも日本の社会福祉制度で乗り切れます。
生活保護制度
生活保護制度を利用すれば、お金がない方も大丈夫です。
生活保護制度は、さまざまな理由により生活に困窮している人々に対して、生活保護法により、憲法が定める健康で文化的な最低限度の生活を保障し、積極的にそれらの人々の自立した生活ができるよう援助する制度です。
このように、日本の社会福祉制度では、どのような状態になっても最低限の生活は保障されています。
生活保護については以下も参考にしてください。
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まとめ:日本の充実した社会福祉制度ならちゃんと生きていける
いかがでしたでしょうか。日本では社会福祉制度が充実しているため最低限の生活は保障されています。
しかし、ここで紹介したのはあくまでも最低限の生活です。多くの人にとって、満足のいく生活とは言えないでしょう。
そうならないよう、満足のいく生活のために、「健康」と「お金」には十分気をつけて暮らしたいですね。
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