毒親育ちで絶縁状態の天涯孤独の人が気を付けるべきこと!兄弟と絶縁状態のケースも解説

毒親育ちで絶縁状態の天涯孤独の人は、もう親と関わることはないと思っているかもしれませんが、そうとは限りません

ここでは、絶縁状態の天涯孤独の人でも相続関係で関わってしまう点についてと、関わらないための対策を紹介します。親がいなくて兄弟と絶縁状態の場合についても触れます。

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〜相続対策について解説〜

目次

絶縁状態でも相続の問題は発生する⚠️

絶縁状態でも、戸籍上の血縁関係は消えないため、いずれかが亡くなった際の相続関係からは逃れられません

そのため、自分か、親や兄弟かどちらかが亡くなったときには、相続の問題が発生します。

一切連絡を取りたくなくても、相続関係があると何らかのかたちで関わることになってしまいます。

自分の親が亡くなったときに連絡がくる

自分の親が亡くなったとき、子ども(自分)にも相続する權利があります。

亡くなった親の財産の相続手続きのために、自分にも連絡がくることになるでしょう。

自分に連絡をしないで相続を終わらせても無効になるため、あとから遺産分割協議のやり直しを要求されてしまいます。正しい手続きにのっとって相続手続きを終わらせるために、子ども(自分)にも連絡がくることになる可能性が高いです。

財産を相続できるとはいえ、絶縁した親と関わりたくないと思う人も多いと思います。しかし、関わることになってしまいます。

自分の兄弟が亡くなったときも同様

親がいなくて兄弟と絶縁状態の場合も、兄弟が亡くなったら自分に相続する権利が生まれるケースがあります。

例えば、親がいなくて、兄弟に子どもがいない場合は、自分に相続する権利が出てきます。

その場合は、兄弟の配偶者から連絡が来ることもあるでしょう。

自分が亡くなったときに相続されてしまう

自分が亡くなったとき、既婚であれば配偶者や子どもが相続するため、絶縁した親へ連絡がいくことはないかもしれません。

ただし、既婚でも子どもがいない場合未婚の場合は、親にも相続権があります

絶縁した親に自分の財産が相続されるのはいやだと思います。しかし、親子関係からは抜け出せないため、どうしても関わらないといけません。

では、どう対策すればいいのかを次に紹介します。

自分の親や兄弟が亡くなったときに関わらないための対策

はじめに、自分の親や兄弟が亡くなったときの対策です。

相続を放棄する

相続放棄でいいから一切関わりたくないという場合は、最初の連絡があった際に、相続放棄の意思を伝えればいいだけです。

場合によっては、書面での提出を求められるかもしれませんので、提出しましょう。

相手(亡くなった親の配偶者など)からの異論がなければ、それ以上関わることはないはずです

弁護士に依頼する

相続放棄しても異論があって連絡が継続する場合や、相続はしたいけど絶縁した相手と関わりたくない場合は、弁護士に依頼することで対策できます。

弁護士に間に入ってもらうことで、自分は絶縁した相手と直接連絡をとらなくてもよくなります

弁護士については、以下も参考にしてください。

参考:天涯孤独の人が弁護士を頼る場面とは?弁護士の探し方も紹介

自分が亡くなったときに相続させないための対策

自分が亡くなったときに自分の財産が絶縁した親や兄弟のものになってしまうのは避けたいでしょう。いくつかの対策を紹介します。

遺言書を作成する

絶縁した親の財産になってしまうぐらいなら、特定の人や団体に寄付したいと考える人もいると思います。

そういう場合は、遺言書の作成が必要になります。

遺言書の内容を執行してくれる人も必要なため、可能であれば知人に頼んでおきましょう。

以下で、天涯孤独の人向けの遺言書の書き方や保管方法を紹介していますので参考にしてください。

参考:【天涯孤独の人向け】遺言書の書き方や保管方法を解説

弁護士に依頼する

遺言書の内容を執行してくれる人がいない場合は、弁護士に依頼するのが安心でしょう。

生前に弁護士に依頼しておけば、遺言書の内容を執行してくれますし、絶縁した相手との交渉もすべて行ってくれるでしょう

そういう依頼を受けている弁護士を探して依頼しておくといいと思います。

遺留分(いりゅうぶん)に注意

相続権を持った人には、最低限これだけの相続ができるという最低限もらえる遺産の取り分があります。これを遺留分といいます。

仮に、遺言書で特定の人に渡したいと記載したとしても、絶縁した親が相続したいと主張すれば、遺留分だけは相続する權利があります

一円も渡したくないと思うかもしれませんが、これだけは諦めるしかないでしょう。

遺留分を少しでも減らすために、無くなる前にできるだけ財産を使い切るという手はあります。

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まとめ

たとえ、毒親で絶縁状態だとしても、残念ながら親子関係をなくすことはできません。兄弟との絶縁状態も動揺です。

どうしても関わりたくない場合は、弁護士に間に入ってもらうのが一番確実で安心できると思います。

本記事の内容を参考にしていただければと思います。

【参考記事】天涯孤独ってどんな人▽

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