天涯孤独の人は、「ひとりぼっちで、いったいどう生きたらいいんだろうか?」と悩むこともあると思います。
そういった方のための道しるべになるよう、どう生きるべきなのか?をお話しします。
ひとつでも何か心に響くものがあるとうれしいです。
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天涯孤独の人のよくある悩み
天涯孤独の人で生き方に悩んでいる場合の「よくある悩み」を考えてみます。
孤独感・孤立感に悩む
天涯孤独なわけですから、孤独感・孤立感に悩む方は多いでしょう。
どんなに一人が好きな人でも、ときにはさみしい、心細いと感じることもあるでしょう。
とくに長期休暇の際は、他の人が実家に帰省する中、自分は帰省先がないため孤独感が強まります。
また、老後が近づいてくると、なおさらその孤独感は強まってきます。
「生きがい」がない
親などの親族がいると、生きがいがなくても、なんとなくやることがうまれるので、あまり気にならないかもしれません。
また、仕事をしていると、生きがいについて考えている時間もありません。
しかし、年をとってくると、仕事をやめることで、急に生きがいがないと感じるようになったりもします。
仕事をやめると突然ふけはじめるという話もよく聞きます。
ネガティブになる
孤独感が強く、生きがいもなくなってくるとネガティブな考え方になりがちです。
「どうせ一人だし…」
「自分がいなくなってもだれも悲しまない」
「自分はなんのために生きているんだろう?」
などと、考えなくていいことまで考えてしまいます。
ネガティブに考えることに、良い事はまったくありません。
天涯孤独の2つの生き方を想像してみよう
ここで天涯孤独の2つの生き方を想像してみましょう。
前提としては、どちらも「60代、独身、定年後で仕事無し、親戚付き合い無し」とします。
天涯孤独の生き方【A】
朝、目が覚める。今日も何もすることがない。
とくに誘ったり誘ってくれる知人もいない。
さみしいわけじゃないが、なんとなく不安を感じる。
いや、さみしいのだろうか?
そんなことを考えながらとりあえずテレビをつけ、そのままだらだらとずっと見てしまう。
テレビを見ていると昼になったためコンビニに行って昼食を買ってくる。
昼食後、なにかしなきゃと思いつつインターネットで少し調べごとをしてみる。
調べていると疲れたから、寝転がってテレビを見る。
気づいたら寝ていて、もう夕方。
夕食を買いに行くのもめんどうに感じるが、仕方なく買いに行く。
夕食を食べたら、もうあまり時間もないし、何もできない。
このままではいけない。あしたこそは何かしなきゃと思いつつも、そのまま寝る。
(はじめに戻り、同じ一日をループ)
天涯孤独の生き方【B】
朝、目が覚める。今日は一人で美術館に行く予定。
とくにアートが好きなわけではないが、試しに行ってみたら、新鮮な気持ちになったことがきっかけで、近くで展示会があった際などにときどき行っている。
今日の美術館もよかった。
見たことがないものを見るのは新鮮で気持ちいい。
カフェで昼食をとり、少し読書。
午後は、家で録画していたドラマを見る。見終わったらすぐテレビを消す。
夕方は少し散歩。道端に咲いているきれいな花を見て、なんていう花だろう?とスマホで調べてみる。
夕食は、家で自炊。健康にもいいし、お金もかからない。
夜は、少し勉強。ちょっとだけ興味のある神社検定の合格を目指している。
知識があれば神社巡りも楽しめそう。
寝る前に、今後の予定を考える。
自分のやりたい事リストの中から、何をいつやろうかとワクワクする。
来週、知人とカフェするのも楽しみ。
さいごに、明日の予定を確認して寝る。
明日も起きるのが楽しみだ。
天涯孤独であることは関係ない
2つの生き方は、どちらも天涯孤独でもできることです。どちらの生き方がいいでしょうか?
当然【B】ですよね。
天涯孤独かどうかは、日々悩みながら生きていくかどうか、には関係ないのです。
もちろん、漠然とした不安を感じることはあるでしょう。しかし、考え方ひとつであなたの見える景色は大きく変わってきます。
次に、②のような生き方をするためのコツを紹介します。
天涯孤独の人がどう生きるべきか?生き方のコツ
では、天涯孤独の人はどのような生き方をすればいいのでしょうか?
生き方のコツをいくつか紹介します。
①生きがいや目標を見つける
生きがいや目標など、何かやりたいことが見つかれば毎日は楽しくなります。
やりたいことができるわけですから。当然楽しいですよね。
といっても、悩んでいる方は、
「やりたいことがない。」
「やりたいことがないから悩んでる。」
と思いそうですね。
そういう方はまずやりたいことを見つけるところからはじめましょう。
やりたいことを見つけるコツは、やりたいと思ってなくても「まずやってみること」です。
たとえば、以下は例ですが、以下のことをすべてやったことがありますでしょうか?
「テニス」
「将棋」
「生け花」
「ギター」
「海外旅行」
「ボランティア」
少なくともひとつはやったことがないものがあるのではないでしょうか。
やったことがないのに、なぜ自分が好きなことではないと言い切れるのでしょうか?
自分が好きなことがどうかはやってみないとわかりません。
やったことがないことは無限にあるでしょう。やったことがないことが無くなるまで「まずやってみること」が大事です。
やることリストを作って、すぐに予定に入れましょう!
②孤独感を克服する方法を身につける
孤独感はどこからくるのかを突き詰めると、「他者や、過去の自分との比較」からきていることに行きつきます。
たとえば、生まれた時から世の中にたったひとりしかいない状況を想像してみてください。さみしいと感じると思いますか?
おそらく「さみしい」という概念すら存在しないでしょう。
それが当たり前になっているからです。
では、なぜさみしいと感じるかというと、
- 他者と比べてさみしい
- 過去の自分と比べてさみしい
という比較からくるものです。
まず、他者との比較に関しては、まったく無意味なことです。
あなたは自分の人生を生きているのです。他者がどうしているかはまったくあなたに関係ありません。
自分が満足できていればそれでいいのです。他者と比較して考えるのはやめましょう。
次に、過去の自分との比較です。これは自分自身の記憶ですから、無意味でも無関係でもありません。
過去の記憶は変えられませんから、「捉え方」を変えるようにしましょう。
たとえば、
「昔は夫(妻)がいてよかった…」と捉えるのではなく、
「昔の夫(妻)の記憶とともに生きれて自分は幸せだ」などと捉えるようにしましょう。
捉え方を変えるだけで、感じ方は大きく変わります。
また、①で生きがいや目標ができると、さみしいと感じてしまう時間も減りますし、それを通じて友人もでき、さみしくなくなっていくでしょう。
③ポジティブに考える方法を身につける
①と②を実践すると、すでにポジティブな考えになっているでしょう。
とくに②の「捉え方」は、ポジティブに考えるための大きなコツでもあります。
冒頭で例にしたネガティブな考え方を例に「捉え方」を変えてみましょう。
「どうせ一人だし…」
→「一人だからお金も時間も自由にできる♪」
「自分がいなくなってもだれも悲しまない」
→「身軽だから好きなことして生きていける♪」
「自分はなんのために生きているんだろう?」
→「なんでもチャレンジして楽しめることを見つけよう♪」
のように捉え方を変えてみましょう。見える景色がぜんぜんちがうはずです。
また、生き方【B】では、散歩しているときに咲いているきれいな花を見つけていました。
あなたは普段そういう小さなことを気にしていますでしょうか。
気づいてないだけで小さな幸せはいろんなところに転がっています。
- 買い物に行ったらたまたま割引セールで安く買えた。
- 朝早く起きれてきれいな朝日を見れた。
- 楽しそうにはしゃいでいる近所の子どもを見れた。
このような、小さな幸せや楽しさに気づけるように意識しましょう。
これは、気づくことだけでなく「捉え方」も大切になってきます。
物事の「捉え方」一つで世の中は大きく変わって見えます。
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まとめ:考え方ひとつで生き方が変わる
今回紹介したコツは、自分の考え方・捉え方を変えるだけです。
- 生きがいや目標を見つける
- 孤独感を克服する方法を身につける
- ポジティブに考える方法を身につける
お金のかかるものでもなく、誰にでも今からできることです。
ぜひ実践して効果を実感し、生き方に悩むことのないような暮らしをしていきましょう!
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