Yahoo!知恵袋を見ると、以下のように、60代以降で天涯孤独の人は悩みを抱えていることが多いようです。
67歳の独身女性で一人暮らしです。 時々、寂しさに耐えられなくなる時があります。
引用元:知恵袋
そんな方々のために、天涯孤独で60代以降の人のよくある悩みと、その対処法を紹介します。
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天涯孤独で60代以降の人のよくある悩み
生きていれば必ず悩みはあるものです。
そんな中、天涯孤独で60代以降の人のよくある悩みはなんでしょうか。見ていきます。
孤独で寂しい
まず、冒頭でも紹介した孤独で寂しいという悩みです。
天涯孤独で家族がいないため、当然一人です。
多くの人は、一人だと寂しいと感じるでしょう。
年齢に限らず、天涯孤独の方で最も多い悩みかもしれません。
死後の手続き
以下のように、自分が死んだ後のことで悩む方もいます。
私は60代の天涯孤独老人です。 孤独死した場合について教えて下さい。
引用元:知恵袋
親族がいれば、葬儀や相続などの死後の手続き全般を引き受けてくれるでしょう。
天涯孤独の場合はそうはいきません。
- 葬儀はどうなる?
- 納骨はどうなる?
- 相続はどうなる?
- 遺言書はだれに残せばいい?
- 遺品整理はどうなる?
このような事に対して疑問や不安を持つのは当然でしょう。
生きがいがない
以下のように、生きがいがないことに悩む方もいます。
68歳の天涯孤独の男性です。
引用元:知恵袋
私と同じような立場の方、どのような気持ちで日々をお過ごしですか?
人生の目標。 生き甲斐は何ですか?
一人でやることがない状態が続くと、
- 自分は何をやってるんだろう?
- 何のために生きてるんだろう?
- 何のために生まれてきたんだろう?
と考えなくてもいいことをつい考えてしまい、悩んでしまいます。
天涯孤独で60代以降の人のよくある悩みの対処法
そんな60代以上のよくある悩みを抱えている方が、どう対処したらいいかを紹介します。
孤独感の対処法
孤独感を感じる根本的な理由は、大きく分けると以下の2つです。
- ①他者や過去と比較してしまう
- ②やることがなくて退屈
「①他者や過去と比較してしまう」については、楽しそうにしている人や、楽しかった過去の自分と比較して今の自分はそれに比べて孤独だと感じてしまうのです。
他者や過去と比べてわざわざ孤独感を感じるのはやめましょう。
今の自分の状況を前提に、より楽しくするには、より前向きに行動するにはどうすればいいかを考えていきましょう。
「②やることがなくて退屈」については、やることがないから孤独感を感じてしまうのです。
会社員として忙しく働いているときに、孤独感を感じることはないでしょう。
自分のやりたいことを見つけて、忙しくなる環境を作ってみると孤独感を感じる暇はなくなります。
仕事、趣味、ボランティア。なんでもいいのでやってみましょう。やりたいことがない人も、とりあえず試しにやってみるという気持ちを心がけましょう。
以下も参考にしてみてください。
死後の手続き(葬儀、納骨)の対処法
天涯孤独の方が亡くなり、だれも何もしない場合は、自治体によって火葬や納骨が行われます。
しかし、それは簡易なもので自治体により詳細は異なります。
一般的に、葬儀は無く、直接火葬場で火葬されます。
そして、一定期間遺骨を保管し、その後、合祀(ごうし)という他の人と一緒に埋葬される「無縁塚」に納骨されます。
「無縁塚」は、他の遺骨と混ざっているため、その後は取り出すことはできません。
葬儀や納骨をしてほしい場合は、生前に知人に頼んでおくか、死後事務委任契約などの対策が必要になります。
詳細は以下をご覧ください。
参考:天涯孤独の人の葬式やお墓はどうなる?火葬や納骨についても解説
死後の手続き(相続、遺言書)の対処法
天涯孤独の方が亡くなると、遺産は最終的に国の財産になります。
自分の死んだ後のことはどうなってもいいという方は何もする必要はありません。
しかし、知人や特定の団体に寄付したいとか、国の財産になってしまうのはいやだという方は、事前に対策が必要です。
対策としては、遺言書や財産管理等委任契約などがあります。
詳細は以下を参考にしてください。
参考:天涯孤独の人が死んだら遺産相続はどうなる?事前の対策も紹介!
参考:【天涯孤独の人向け】遺言書の書き方や保管方法を解説
死後の手続き(遺品整理)の対処法
自分の所有物がどうなるかを心配している方もいるかもしれません。
賃貸の場合は、オーナーが所定の手続きに従って処分するはずです。
持ち家の場合は、だれも処分しないため放置される可能性があります。
どこかに寄付してほしいとか、すぐに処分してほしいなどの希望があれば、事前の対策が必要です。
対策としては、死後事務委任契約などがあります。死後事務委任契約には、遺品整理も含めることができるサービスががあります。
死後事務委任契約を提供しているサービスを調べてみることをおすすめします。
生きがいがないことの対処法
「生きがい」という言葉は、とても重くて崇高なものなように感じて、そんな大きな目標や希望のようなものは持ってない、と悩んでしまうかもしれません。
しかし、そんなに深く考える必要はありません。
深く考えてしまい悩むぐらいなら、考えない方がいいです。
「生きがい」を持つ必要すらありません。
自分のやりたいことをやって生きていけばいいだけです。
やりたいことがなくて悩んでいるという方は、以下も参考にしてみてください。
参考:天涯孤独で「生きがい」がない?生きる意味は考えなくていい!
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まとめ:年齢は関係ない、前向きに過ごしていこう
年を重ねていくと、だんだんと気力も体力も下がっていくことはあります。
でも気持ちだけは自分次第でどうにでもなります。
ネガティブな気持ちより、ポジティブな気持ちの方が絶対いいですよね。
若いころの自分に戻る必要はありませんが、少なくとも物事を前向きにとらえて、「今」の時間を楽しく過ごしていけるような心持ちになっていただければと思います。
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