知恵袋で以下の質問があるように、天涯孤独を羨ましいと思っている人もいるようです。
天涯孤独の身って無敵ですよね?
ある種羨ましくないですか?
知恵袋
ここでは、天涯孤独を羨ましいと思う理由と、羨ましいと思っている人に知ってほしい天涯孤独の現実を解説します。
天涯孤独を羨ましいと思う理由
天涯孤独を羨ましいと思う人の理由は、一言でいうと「自由」であることです。
「自由」について少し掘り下げて解説していきます。
親戚付き合いしなくていい
天涯孤独の場合、当然親戚がいませんから、親戚付き合いする必要がありません。
定期的に親戚の集まりに参加したり、
結婚式に参加したり、
葬儀に参加したり、
仲良くない相手とも、親戚だというだけでさまざまな場面で交流しないといけなくなります。
「親戚付き合いするぐらいなら、旅行に行ったり、テレビを見ていたりと好きなことをしていたい。」
と感じている方も多いのではないでしょうか?
時間を自由に使える
天涯孤独であれば、時間を自由に使えます。
家族でどこかへ行ったり、買い物に出かけたりすることもありません。何かを手伝ったりすることもありません。
自分一人のことだけを考えていればいいので、自分のやりたいときにやりたいことができます。
時間を自由に使えるのは、とても快適なことでしょう。
お金を自由に使える
天涯孤独であれば、お金も自由に使えます。
おこづかいが決まっていたり、高額なものを買うときに家族に相談が必要ということもありません。
自分の欲しいものに自由にお金を使えます。周囲から見ると無駄と思えるものにさえ、お金を使えます。
お金は使ってこそ意味があります。
自分の生活を楽しくするものだけに自分のお金を自由に使えることは幸せなことでしょう。
羨ましいと思っている人に知ってほしい天涯孤独の現実
天涯孤独を自由で羨ましいという人は、天涯孤独の人のいい部分だけを見ているのかもしれません。
ここでは、天涯孤独の現実を紹介します。
想像しているより天涯孤独はさみしい
天涯孤独で過ごす生活を真剣に考えてみてください。
- たまには帰ろう、と思える帰省先がない。
- 体調が悪くなっても看病してくれる人がいない。
- 退屈なときに話し相手や遊び相手がいない。
この状況がずーっと続きます。
一人が好きな人は自由でいいと思うかもしれませんが、以下のような方もいます。
人間嫌いの人でも寂しいと感じるくらいです。
世の中に親族がいないというのは、世間から切り離された世界で暮らしているようで、孤独感どころか疎外感まで感じてしまいます。
親族がいるというのは、心の拠り所になります。たとえ離れて暮らしていても、存在しているだけで救いになったりするものです。
保証人などが必要な手続きに困る
日本の制度は、家族がいることが前提として作られているものが多いです。そのため、天涯孤独の人は、様々な場面で困ることがあります。
例えば、
- 賃貸契約する際の保証人や緊急連絡先
- 入院する際の保証人
- 老人ホームに入居する際の保証人
があります。
天涯孤独ではない人にとっては、当たり前のことすぎて気づかないかもしれませんが、親族がいないと困る制度は結構あります。
天涯孤独を自由で羨ましいと思っている人にとっては、不自由さを感じる部分なのではないでしょうか。
歳を重ねると気力や体力が落ちてくる
若くて元気なうちは、天涯孤独は自由で羨ましいと思うかもしれません。
- 行きたいところに旅行に行ける
- やりたい趣味に没頭できる
など、自由で快適な生活を過ごせるイメージがわくでしょう。
しかし、歳を重ねると気力や体力が落ちてきます。
気力や体力が落ちたときに、同じように自由で楽しいという気持ちのまま過ごせるでしょうか。
- 病気で介護状態なったらどうしよう
- 一人で暮らしているのが心細い
といった老後の不安を感じる可能性が高いでしょう。
自由というのは、言い換えると、「すべて自分の責任でやらないといけない」ということになります。
もし家族がいれば、そういう時も助け合えます。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
天涯孤独を羨ましいと思っていた人は、現実を知っても、天涯孤独を羨ましいと思いますでしょうか?
もし思ったとしても、なろうと思って天涯孤独になれるわけでないので、いま置かれている環境でよりよい人生を過ごす方法を考えた方がいいでしょう!
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